3326/1000　金岡東公園（堺市北区）

堺市北区にある新金岡団地は、1960～70年代に開発された大きな団地ですが、府やUR等の公的開発のほかに民間開発もあり、また賃貸・分譲が入り混じり、さらに一部では再開発による建替えも行われていて、色々なタイプの住宅があるのが特徴です。

公園については、東に府営大泉緑地、西に市営金岡公園という2つの大規模公園があり、団地内には少年野球場クラスの公園（近隣公園）や遊び場型の公園（街区公園）がいくつか配置され、それら大小の公園が緑道ネットワークで結ばれています。

少年野球場クラスのものは3ヵ所あって、都市計画上はそれぞれ金岡東第1～3公園と名付けられていますが、それとは別に都市公園名を持っています。ここは都市計画では第3なのですが、公園名としては金岡東公園なことが少し紛らわしく思います。

園内は円形の大きな多目的広場と、その周りの四角いゲートボール場サイズの小広場で構成されていますが、それ以外に目立つ施設や高木は少なく、また周回園路もないので、ほぼ全体が一面の広場と呼んでも差支えはない構造です。

それではさすがにということか、1.5メートルくらいの高さの丘が作られていますが、登ったところにシンボルツリーがあるわけでもなく、利用者を惹きつけるには少し弱いかな、と思います。

遊具もやや複合した滑り台が1基だけなので、そこまで強い惹きはないように思います。

日々の遊びはもっと近所の遊び場、週末のゆったりしたレクリエーションは300メートルほど離れた府営大泉緑地、散歩であれば団地内の緑道が使えるので、ちょっと特徴を出しにくくなっている金岡東公園でした。

（2023年2月訪問）