No.3326 金岡東公園もある新金岡団地の公共交通の中心が地下鉄・新金岡駅で、この駅を出てすぐ西にわんわん公園があります。
愛称ではなく、正式名称がわんわん公園。
総じて個性的な公園名が多い堺市の中でも、新金岡団地はとくに際立っています。
ただし遊具の中でも4連ブランコと鉄棒は広場の方に置かれているので、そんなに厳密に空間を分けているわけでもありません。
また、広場の一角には冠を被った王女様の人形も置かれています。
足元には白鳥の模様が入った舗装があるので、本来は何かしらの機能を持った施設だったのではないかと思うのですが、いまはすっかり観賞用です。
もったいぶってますけれど、こちらが遊具コーナー。中央には滑り台&砂場があり、写真だと少し右に見切れている位置に、わんわんがいます。
そして、こちらがわんわんです。2頭立ての犬ぞりを再現したコンクリート製の遊具で、ソリに座ってもよし、わんわんにまたがってもよしというサイズです。
まぁでも、ソリに座るとわんわんのお尻しか見えないので、子供にとってはイマイチかも。
わんわん達は、ここ数年の間にペンキを塗り直したようで、白わんわんと茶斑わんわんの2頭となっています。
白わんわんは耳の中が赤いために、お稲荷様の使い狐のようになっています。
傷みが出て大槻ケンヂの顔のようになっている茶斑わんわんは、大きく下を出して、そろそろバテて来ているようです。
犬ぞりを引く2頭といえば、どうしてもタロとジロのことを思い浮かべてしまいます。
2頭が置き去りにされた南極で生き延びていたのが見つかったのは1959年(昭和34年)のことですが、それから10年くらい後に新金岡団地が作られる頃でも、人々にとってはまだまだ記憶に残る話題で、遊具のモチーフとなったのかも知れません。
わんわんたちに恥ずかしくない散歩をして欲しい、新金岡団地のわんわん公園でした。
(2023年2月訪問)
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