地蔵本(じぞうもと)公園は、左京区一乗寺の住宅地の中、疎水分線沿いの一乗寺地蔵本町にある小公園です。資料によれば開園は1938年(昭和13年)で、古い公園が多い京都市の中でも古株に属します。
エントランスは古いコンクリート壁に丸窓を開け、そこに井の字型の格子をはめた、ちょっと気の利いたデザインのもの。下写真は東大路通に面したメインエントランスですが、三角形をした敷地の三辺それぞれに、同じデザインの出入口があります。
開園当時のものが残っているとすれば、80年超えの年代物です。
園内は、東西に細長い三角形状をしており、西の少し広いところが土敷きの広場、東側のすぼまったところに遊具、パーゴラ、トイレなどが収められています。
遊具コーナーとは言いましたが、プラタナスやメタセコイアなど大きくなる樹木がたくさん植えられており、そちらの方が目につく程です。さすがに少し混みすぎなので、伐り倒されて切株だけになっているものもありました。
遊具は、京都市内ではよく見かける標準品ばかりで、80年以上前のものは残っていなさそうです。
とくにブランコは新しく、ここ5年ほどの間に更新されたものと思われます。
見上げキリンとともに昔を思う地蔵本公園でした。
(2022年10月訪問)
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