東開(ヒガシヒラキ)公園は、No.3322があった西開町と対になる高野東開町で、公営住宅と一体的に整備された小公園です。
この付近には、1975年(昭和50年)まで100年くらい、鐘淵紡績の大工場、関連社宅などが建ち並んでいたのですが、それが廃業した後に公団住宅やショッピングセンター等として再開発されており、工場時代のボイラー室の建物が、団地の集会所として保存活用されています。
ちなみに、立命館大学提供の近代京都オーバーレイマップで、1953年(昭和28年)の都市計画図を見ると、もともとは南・北で高野上開町と下開町に分かれていたものが、東開町と西開町とに区域・町名を変更する計画が記されています。
その変更理由はわからないのですが、大きな工場敷地が上開・下開にまたがっている状態だったようなので、それを解消して主要部が東開に収まるようにしたのではないかと想像しています。
それはさておき、東開公園。団地の中でも東端部につくられた遊び場型の小公園です。
遊具は人研ぎの滑り台、2連ブランコ、鉄棒など。40年以上前の開園当時から構成は変わっていないのではないかと思います。
ブランコは、最近のものに入れ替えられています。
鉄棒は、わりと例が少ない一つだけのタイプ。たくさんあれば良いと言うものでもありませんが、多少高さの違うものが欲しいように思います。
秋空が爽やかな東開公園でした。
(2022年10月訪問)
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