西宮市西部の山裾に広がる苦楽園地区のうち、バス停や交番、商店などが集まっていて、このエリアの開発初期の中心地っぽさをわずかに残しているのが、中国の故事から名を取ったと思われる三笑橋(さんしょうばし)の周辺です。
橋の近くには、昭和初期に湯川秀樹が暮らした家があったそうなのですが、そこから遠くないところにあるのが苦楽園二番町南公園です。
小さな崖下の、曲がって細長い敷地を公園にしており、一つしかない入口からでは、奥に何があるのか想像もできません。
仕方なしに歩いてみると、15メートルほど進んだ角のあたりに、ベンチが一つと手洗い場、
そこを曲がると、一番奥の行き止まりのところに、一本足のパーゴラとスツールの休憩所がありました。
入口からずっと歩いてきて、ここに知らない人が座っていたら引き返すしかないという、なんとも言えない構造です。
周りに配慮したところで、球技はとてもできそうにない苦楽園二番町南公園でした。
(2023年2月訪問)
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