神戸市垂水区の名谷町に、阪神・淡路大震災からの復興住宅として建てられた大規模集合住宅があります。高曽(こうぞ)公園は、その裏の斜面地にあり、おそらく集合住宅と一緒に作られたと思われる少し大きめの公園です。
それ以前から周囲の開発が進んでいた中で、残っていた斜面緑地を住宅・公園にしたような場所なので、はっきりと造成してある平場以外の林の部分は、どこまでが公園区域なのかよくわかりません。
林の中に入っていける抜け道のようなものも何ヵ所かあって、進んでいけば、斜面上部にある隣の地区の住宅地に通じているようにも思うのですが、分け入って確認まではしませんでした。
ややこしいところは抜きにして、はっきりとした平場部分。
上写真の出入口から右に向かうと、小さな遊具広場があります。遊具は滑り台、2連ブランコ、砂場のいわゆる3点セット。
ブランコは、太めのフレーム赤・青・黄の原色が印象に残ります。
砂場は少し大きめで、いくつもの遊び道具が埋められているのですが、残念ながら利用者は少ないようで、周りから入り込んだ草芝がしっかりと根を張っていました。
立地的に復興住宅の居住者しか来ない公園なのですが、住宅から見ると坂上にあたるので、幼児連れでは少し利用しづらいのかも知れません。
砂場内の遊び道具は、ハンドル型の方は何となく遊び方が想像できるのですが、
こっちのツルツルした円柱状のものの遊び方が、今ひとつピンときません。
あまり考えずに、上に座ればいいのかしら?
一方、左に進むとちょっとしたサッカー遊びくらいならできる土敷きの広場がありますが、施設としてはバスケットゴール。3on3をするには広すぎます。
バスケットゴールの後ろには階段状の大きなスタンドがありますが、これはスタンドが必要だから作ったというよりは、斜面を処理するためのものでしょう。中学生がバスケをするのを観覧するにしては、席数が多すぎます。
さらに階段を上った先には、草芝敷きの広場がもう一面あるのですが、周りが林に囲まれて、急に奥地へ来た感があります。
林の後ろへ50メートルほど歩けば、また住宅地が続いているのですが、それを感じさせない静けさがある高曽公園でした。
(2023年2月訪問)
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