神戸市東灘区の甲南台(コウナンダイ)は、本山地区(旧・本山村)の中でもかなり六甲山の山裾近くに開発された住宅地で、標高にしてだいたい60~120メートルくらいの範囲にあります。
さらっと書きましたが、距離にして300メートルほどの地区内で標高差が60メートルあるということなので、なかなかのものです。
そんな甲南台の住宅地の中央付近、標高100メートル付近にあるのが甲南台公園です。
800平米ほどのさほど広いわけでもない公園敷地の中でも10メートルくらいの高低差があって、明確に上下段が分割されており、上段が遊具コーナー、下段が土敷きの広場になっています。
遊具は、小ぶりな複合遊具と鉄棒。
この立地であまり大きな遊具を置くと、上に立った時に高さで目が眩んでしまうかも知れないので、妥当な選択です。
下段は、一面の土敷きの広場です。
住宅地全体の勾配が急なので、公園の周りの建物にも遮られず、東神戸の市街地や大阪湾の方へと視界が広がっています。
上下段をつなぐ階段の両サイドにコンクリート舗装された筋が通っているので、おそらくかつてはガケ登りなどの遊具があったのだろうと思いますが、現在は斜面地全体に柵がされて入れなくなっています。
この傾斜地に子供が入ると、土が削られて崩落が止まらないので、やむを得ない判断かなぁと思います。
夜景の時期にも訪ねてみたい甲南台公園でした。
(2022年1月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿