No.3071で登場した甲南台は、2本の川に挟まれた尾根筋を開発した住宅地で、西端までいくと切り立った谷があって谷川が流れています。川の名前は、今は下流にある寺の名を取って要玄寺川というようですが、六甲砂防事務所の資料では旧字の中野を冠した中野村谷川と書かれています。
それとも微妙に違う名前の中野谷公園は、川沿いの傾斜地に細長く設置されている小公園です。
ちなみに中野村谷川(要玄寺川)は土石流の発生により人家に被害を及ぼす恐れのある「土石流危険渓流」に指定されています。
このマークは、単なるビックリマークのように見えますが、渓流の集水域から土砂がドカンと集まってきて谷出口のところでドバドバと溢れ出す様子が表現されているようで、ブログ作者は非常に気に入っているデザインです。
こういう土の動きを、模式化しているように見えませんか?
特定非営利活動法人 土砂災害防止広報センターHPより |
さて園内ですが、細長く傾いた園内に、なんとか滑り台と2連ブランコをはめ込んで遊び場に仕上げています。
園内の勾配は、パッと見で20%くらいあるように思います。
滑り台やフェンスは傾斜に沿って斜めに設置されていますが、奥に見えるベンチは座面がフラットになるように基礎で調整していますね。当たり前ですが。
でもこのブランコは、上下の足の長さが明らかに20センチくらい違っています。
山側の基礎を深く埋めて調整したのか、あるいは足の長さを変えた特注品をつくったのか。設置工事に関わった皆さんの苦労が忍ばれます。
ブランコの上部は、さらに敷地が細くなって続いており、ずっと向こうに東神戸の街並みを見渡せる中野谷公園でした。
(2022年1月訪問)
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