3053/1000 観音堂公園(沖縄県読谷村)

2022/07/13

おもしろ滑り台 沖縄県 身近な公園 読谷村

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読谷村の喜名(キナ)は、かつては首里と本島北部地方を結ぶ街道(宿道)の要衝で、喜名番所(役場)が置かれていました。宿道は戦後はアメリカ軍用道路1号線、復帰後は国道58号線となり、今も多くの車が行き交います。

現在の喜名番所跡は、往時の役場建物を模した観光案内所、トイレ、駐車場などの基本施設だけの小ぶりな道の駅として整備されています。

そんな喜名番所跡からわずかに西に入ったところに喜名観音堂があり、そのお堂の周りが観音堂公園になっています。
下写真で右手の林のようになった参道の奥が観音堂、左手の広場が公園の中心部分です。

まずは参道を通って観音堂へ向かいます。距離は短いのですが、樹々に覆われてなかなか雰囲気のある参道です。

こちらが観音堂。切石積と木造とコンクリート造が組み合わさったような複雑な構造をしています。現地の解説板によれば、1964年(昭和39年)に改築されたものだとか。

観音堂の隣にある祠はトゥーティークー。漢字では土帝君(土帝公)などと書く土地神様です。こちらのお堂の方がかなり古いもののようですが、屋根に草が生えているためにそう見えるだけなのかも知れません。

この2堂が園内の一番高いところに祀られています。

お堂がある平場と広場との高低差を使って、ガケ滑り台、ガケ登りなどの遊具が設置されています。

滑り台はそれほどでもありませんが、ガケ登りはかなり急ですね。

ブランコは割と新しいものが置かれています。奥に見えるトイレもきれいなので、この付近だけ最近にリニューアルされたのかも知れません。

そして遊具としてはもう一つ、お堂の目の前あたりに置かれたてんとう虫型のコンクリート製滑り台があります。

てんとう虫の羽がパカーッと割れる部分が滑り台になっています。

背中側を滑れるようにするために、頭の方にハシゴを付けねばならず、これを触覚のようにアレンジしているのですが、本体の色に対して目立ちすぎているきらいがあります。ハシゴ部分を本体と同系統の色にして、手すりだけを黄色くするほうが良いと思ったのですが、その前に本体の塗り直しが必要ですね。
沖縄の気候では、10年もすると塗装がボロボロに色褪せてしまうので、管理作業は大変です。

観音様とトゥーティークー、そして巨大てんとう虫に見守られる観音堂公園でした。

(2021年11月訪問)

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