京都市左京区の鹿ケ谷は、東山山麓の寺院と明治以来のお屋敷、落ち着いた戸建住宅などが多いエリアで、そういうところには公園は多くないものなのですが、鹿ケ谷高岸町だけはほぼ全体が昭和時代に整備された公営住宅になっているため、2つの公園が計画的に確保されています。
まず小さい方の高岸北公園。平成になって建て替えられた新しい住棟に接した、広さ150平米ほどの狭小公園です。
施設は滑り台、揺れない動物遊具、ベンチくらいで、公園というよりは「団地の遊び場」といった風情です。
揺れない動物遊具は、本来であれば下にスプリングなどが付いて揺れるはずのボディを、地面に直置きしたものです。
まぁ予算とか安全管理とか色々と事情があってこうなったのでしょうが、本来の姿を知っていると寂しい気持ちになります。こういう使い方であればまったく不要というか、むしろ突き出て危ないので無いほうが良い持ち手が虚しく光っています。
ここから、滑り台の先にある住棟ひとつ越えたところに高岸南公園があります。
こちらは敷地全体が背の高いフェンスに囲まれたグラウンドになっており、バックネットなどもあって、限りなく少年野球仕様になっています。
小さな北公園にはなかったトイレもあり、北公園との機能連携・分担が図られていることがわかります。
小さな遊具広場と大きなグラウンドが2つで1つの高岸北公園と高岸南公園でした。
(2021年11月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿