岸和田市堺町(サカイマチ)は市の中心部に位置し、旧・紀州街道に沿って商店や市立の自然資料館などが立ち並びます。その中で紀州街道からは一筋離れたところにあるのが堺町買物児童遊園です。
今はもう商店「街」というほどでもなくなっているのですが、きっとかつては買い物客で溢れており、お母さん方が近所で買物しながら子供たちが遊ぶのも見守るといった風景があったが故の命名ではないかと想像します。
町の様子は変わってしまいましたが、公園の賑やかさはなかなかのものです。
園内に入ってまず待ち構えているのが、少し斜めになった球形ジャングルジムにラダーがくっついた遊具。本ブログでは宇宙遊具に分類されるタイプです。
球体部分をやや傾けたデザインとしたかったために、周りのラダーを使って支えることにしたものと思われます。
球体部分の軸は、斜めに地面に埋まっているだけです。「もしかして、もとは回転機能があったのでは?」と思って凝視してみましたが、よくわかりませんでした。
球体の周りにはリングが一周しており、この部分を歩くこともできます。
リングがあるので、球体そのものは土星や木星なのかとも思いましたが、頂上にあるアンテナ状のパーツを見ると、人工衛星なのだろうと思い直します。
その横には、滑り台。これといった特徴はなく、この公園ではどうしても3番手になってしまいます。
人工衛星ジャングルジムとツートップを形成するのが、このずんぐりとした石の山遊具です。
しっかりとした階段もあって登りやすい滑り台を軸に、ガケ登り、トンネルなどが組み合わさっています。
ガケ登りは、ゴツゴツした岩のホールドに掴まって登る面と、ツルツルしたところを鎖を伝って登る面があります。
そういう目線で見ると、このツルツルでかなり急な面の使い道がもう一つ思いつかないのですが、それは大人の硬い頭だからで、子供たちは自由に遊び方を考えて使っていることでしょう。
トンネルもしっかりと現役です。
幾多のお母さん方と子供たちが「もう買物終わったから帰るよ!」「まだもっと遊ぶ~!!」という会話を繰り返してきたのであろう堺町買物児童遊園でした。
(2022年6月訪問)
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