栄緑地公園は、羽村市の栄緑地通りという道路と一体的に、幅7~8メートル、長さ700メートル以上に渡って非常に細長く続く公園です。
おおまかに、この道路の東側にはカシオを始めとする工場や流通施設が集まる工業専用地域があり、それらと住居専用地域との境界(緩衝帯)になるのが、緑地と道路とをあわせて約16メートルの幅を持つ帯状オープンスペースだという構造になっています。
道路部分は2車線のいわゆる6メートル道路で、歩道を入れれば8メートル。公園部分もだいたい同じくらいの幅が取られています
公園の反対側の歩道がけっして広くないことと、車道の交通量がそこそこ多いこととで、安全な歩行者空間としての役割も大きいと思います。
ただ、公園としては、ずーっと遊歩道が一本続いているような形で、どこを撮影してもあまり代わり映えがしません。
遊歩道は土敷きだったり石張りだったりと色々ですが、自転車が走りやすい道ではないので、歩く人が安心して通れる点は良いと思います。
多少の変化としては、所々にあるパーゴラと休憩所があります。こういう箇所が、自転車の通行を巧みに妨げています。
ただ、ベンチと通路との距離が近いので、落ち着いて座ることもできないように思いますが。
また送電鉄塔が建っている箇所で、安全管理のためのフェンストンネルがあることも多少の変化でしょうか。
冒頭で延長は約700メートルと述べましたが、じつは羽村市を出て青梅市に入ってからも、同じような構造の緑地帯は続いています。ただ、市域を越えるので、もう栄緑地公園ではありません。
羽村市域と道幅は同じなのですが、青梅市に入るセンターラインなしの道路に変わるので、交通量が減って落ち着いた感じになります。
公園なのか緑地なのか通りなのか、すこしわかりにくい栄緑地公園でした。
(2021年12月訪問)
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