このブログのまだ2桁台の頃にNo.67 大塚北公園を訪ねました。それから約10年を経て、同じ津門大塚町(つと・おおつかちょう)にある大塚公園を訪ねます。
かつては西宮市最大級の前方後円墳があったことから大塚という地名が付いたようですが、塚は明治はじめの鉄道工事のために土採りで削られてしまったそうで、現在はまっ平らな町です。
肝心の公園はというと、一つしかない入口が狭い上に、入っていった先を曲がったところに公園の中心があるためまったく中が見えず、No.2940 日野南公園に負けず劣らず入ることを躊躇させる構造です。
とくに曲がり角のところに倉庫か集会施設のようなプレハブ建物を建てたことが、より状況を悪くしています。ここまで広場が出てきていれば、入口から多少は園内の人の動きが見えるのに。
建物に突き当たって左を向くと、園内はこんな感じで、滑り台、ブランコ、シーソー、鉄棒などがある児童公園仕立てになっています。
滑り部が2つある富士山型の滑り台や4連ブランコなど、かつては遊びにくる子供が多かったのだろうな、と思わせるアイテムが採用されています。
とは言え、周辺では震災後の再開発やマンション建設で小さな遊び場型の公園が増えているので、相対的にこの公園の人気は下がっているのではないかと推察されます。
やっぱり、入る時に中が見えないと「苦手な子が遊んでたら嫌だな」、「怖そうな大人がいたらどうしよう」という気持ちが出てしまうと思うのです。
「道への飛び出しを心配しなくてもいい」、「静かで落ち着ける隠れ家的な魅力がある」と言えなくもないのですが、とは言えシーソーは壊れているし、砂場の砂はカチカチだしなので、そろそろ今後の進路を考えてあげたい大塚公園でした。
(2021年10月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿