西宮市の東部、尼崎市との市境になる武庫川を阪急神戸線が跨ぐあたりに流域下水の瓦木ポンプ場があります。
このポンプ場を挟んで北と南のそれぞれに小公園があり、昨日のNo.2939 日野公園に続いて、本日は南側の日野南公園を訪ねます。
がしかし、No.2939とは違って、中で何が行われているのかまったくわからないほど奥まっているので訪ねるにも少し勇気が必要です。大人でもそう感じるので、子供はなおさらではないでしょうか。
通路は出入口から一直線に70メートルほど続いており、突き当りで左に折れた先が園内なので、道の半ばまで来ても園内の様子はまったく窺い知ることができません。
突き当りで左を見ると、こうなっていました。手前側に土敷きの広場、中央にパーゴラを置いて、その奥が遊具コーナーになっています。
ここだけを見ればよくある標準的な敷地利用ではあるのですが、ただでさえ奥まっていて見通しが悪いのに真ん中にあるパーゴラが全体を見渡す視線を遮っており、場所の特性を考えたものではないと感じます。
パーゴラの後ろ側で、園内でもとくに見通しの悪い場所に滑り台と砂場、鉄棒だけの遊具コーナーなので、あまり利用者がいるようには思えません。
これだったら、No.2939の遊具更新に力を注いでこちらの遊具は撤去しても良いように思いますが、それだとますます人が来なくなって、悪さをする面々ばかりが溜まってしまいそうな気もします。
ただし遊具コーナーが完全に行き止まりかというと、そういうわけではなく、かろうじて水路を渡って武庫川の堤防上道路へと通じる道が確保されています。ですので、万が一に公園内でトラブルが起きても、いちおう子供たちが逃げられる構造にはなっています。
とは言え、世の中全体に公園が足りなかった時代ならともかく、今日ではもう少しあり方を考えるべきでしょう。
でも、もうじき阪急の武庫川新駅が近くに作られるので、駅前整備など関連開発が行われて、まったくガラッと変わってしまうかも知れない日野南公園でした。
(2021年10月訪問)
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