阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた淡路島の富島(としま)地区では、震災復興土地区画整理事業の中で小公園とポケットパークあわせて20ヵ所の公園が整備されました。
そのうちの住吉公園。住吉神社の道向かいにある小公園です。
■現地の解説板より「住吉神社」
嘉永年間この地の敬神家日野九左エ門は、当神社の世話人として長く奉仕し、当時本殿改築にあたり、本殿の基礎台高さ四尺余、幅八尺、奥行十四尺を造り、与平といえる石工をして扇形、彫み石を所々にはめ込みせしめたとの事であるが、その後本殿修復の際、その基礎台が立派に残されていたという。
と書き出しましたが、区画整理事業地の中では一番外れで、富島漁港に面したところにあるため、住宅地よりも海辺の雰囲気の強い公園となっています。
園内の施設には青色と白色の組み合わせが多用されています。いわゆるマリンカラーってやつですね。
淡路「島」を浮かび上がらせるスツール、ないしはモニュメントも青地に白で描かれています。
船の煙突というにはお洒落すぎる2本の塔のようなものも、なにかしらのモニュメントなのでしょう。
遊具の後ろにある建物も一見するとモニュメント的なものに見えますが、じつは展望台と遊具とを兼ねた建物で、階段やネット遊具で上り、滑り台で下りてくることができます。
展望スペースになっている屋上には小洒落たリラックスチェアーがあり、海辺のリゾートムードを醸し出しています。
手前の富島漁港、明石海峡を越えて、ずっと向こうにうっすらとタワーマンションが見えているので、おそらく明石市街地の方向を向いているのだと思います。
漁港の中にある住吉公園でした。
(2021年9月訪問)
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