No.2902 室津もりした公園がある室津集落の中心に室津八幡(むろづはちまん)神社があります。秋祭りが有名で、淡路や播磨地域に多い「布団だんじり」が奉納されます。
その八幡神社から北へ50メートルほど離れたところに室津八幡広場があります。
パッとひと目で見通すことは難しいのですが、集落内の道路がクランク形状になっている部分に、2ヵ所に分かれて広場が配置されています。おそらく、2つで1つの室津八幡広場なのだろうと思います。
下写真で、クランクの向こうにもう1ヵ所の広場があり、リアル動物遊具が見えているのですが、わかりますでしょうか。
神社は「はちまん」でしたが、広場の名前は「やはた」広場と読むようです。
各地の地名では「やはた」「やわた」と読むことが多いので、ここでもお社の名前が小字など地名に転じた後に読み方が分かれ、広場名は地名から採られたものではないかと推察します。
大きい方は、集落内の狭い道路の角地をショートカットできるような形になった変形のポケットパークです。
屋根付きの休憩所、ベンチ、健康器具などがあり、基本的にはご近所の方々が散歩途中に座って憩うような施設内容です。
水飲み場は、井桁に組まれたデザインのもの。もしかすると、元々この場所に井戸があったのかも知れません。
見た目には面白いのですが、実際に公園で水を飲むような子供たちには大きすぎて使いにくいように思います。
そして、こちらがクランクの向こうのさらに小さなポケットパーク。10メートルほど離れており、こちらには独立した園名板などはありません。
ベンチ、水道とのほかには、3メートル角ほどの小さな草敷きの広場があり、パンダとカバのリアル動物遊具が設置されています。
ということは、大きい方が大人向け、こちらは子供向けと、スペースを使い分けているのかも知れません。
であれば、井桁の水飲み場が子供には使いにくい形になっていたことも、いちおう納得です。こちら側には、子供でも使えるサイズの水栓がありましたし。
クマのようにも見えますが、この全体的にやる気なさげな座り方はパンダなのだろうと思った室津八幡広場でした。
(2021年9月訪問)
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