No.2015で登場した馬天港ですが、港の機能は小さくなっても住宅地区としては依然として大きな町で、近年に区画整理も行なわれて町のリニューアルが進んでいます。その町外れの「天の浜」というビーチに接したところに馬天児童公園があります。
住宅地側にメインの出入口があって、ビーチに向けて50~60メートルほどの園路が通じています。
その園路の右側が大きなクジラと船がある遊具広場、左側が芝生広場になっています。
まずは入って右手にある遊具広場。1枚の写真にうまく収まらないのですが、船とクジラの遊具が並んで設置されています。
No.2015で書いたように、馬天港は1960年代までは捕鯨で栄えていたので、この船も捕鯨船なのかも知れません。もっとも、資料によれば公園整備は1992年のことだそうですが。
でも船の中央部分は土の下に沈んでいて、船首と船尾を結ぶターザン遊具になっていました。
クジラの反撃にあって沈められたものと思われます。
こちらが澄ました顔で大暴れしたクジラ。
背中は吹き出した潮が屋根になっている展望デッキ、口からはネット遊具を吐き出しています。
展望デッキまではお腹の中から上ります。
下りてくる時は、短くて急な滑り台か、長めで幅広だけど少し傾斜が緩めの滑り台、どちらかを選ぶことができます。
かなり面白い遊具なのですが、おそらく開園してから30年、まともな手入れはされていないと思われ、塗装は剥げ落ち、滑り部はざらついてダンボールなどを持ってこないと滑れないような状態です。
海が近いので傷みやすいということもありますが、ちょっともったいない状態です。
後ほど向かいますが、クジラの上から「天の浜」の方を見るとこうなっています。
浜との間には色濃い防風林が育っていて、海はチラッとしか見えません。
そして、芝生広場の方を眺めると、こうなっています。大きな休憩所や木陰もたくさんあって、子供の遊びだけではなくスポーツにも良いですね。
じっさい、この日はサッカーチームの皆さんがなにやら動画撮影を行なっていたので、遠目からの1枚だけで失礼します。
さて、トイレの横の踏み分け道からビーチへ向かいます。距離にすれば20メートルほどです。
はい、ビーチに出ました。
更衣室やシャワーなど観光用の整備はされていないのですが、そのぶん人が少なくて、のんびりできる雰囲気です。ただ、いささか素行が悪そうな雰囲気のジェットスキーが走り回っている点には注意が必要です。
対岸には、No.2685 冨祖崎公園が見えています。
次にNo.2685を訪ねる時は、これくらい晴れた日にしたいものです。
ローカルな魅力あふれる馬天児童公園でした。
(2021年6月訪問)
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