No.2809 大日丘公園がある大日丘町は、丘地形が桧川に深く削られ、急勾配で川沿いまで下りてきます。その川沿いにあるのが大日丸山公園です。
どれくらい下がってくるのかは、公園のすぐ下流に架かる橋から周りを見た写真で想像がつくでしょうか。
その橋から上流を眺めると、住宅が立ち並ぶ斜面地の中に、少しだけ樹林地があって、そこにローラー式の滑り台があることがわかります。ここが大日丸山公園です。
橋から離れ、公園の入口に行ってみます。
間口は狭いのですが、大きなラクウショウを目印にすれば見落とすことはありません。
ラクウショウの横から園内方向を向くと、こうなっています。
公園の敷地も川沿いに向かって大きく下がっているので、ここからは滑り台のデッキしか見えていません。
さらに滑り出しのデッキに近づきます。
隣の家と近すぎて、オジさん一人で上っているところを見られると恥ずかしいのですが、ここまで来たので上ってみましょう。
でもデッキに上ってみると、滑り部は大きく右に曲がっていて、全貌は明らかになりません。
さすがに、オジさん一人で滑っているとご近所の方にあらぬ不安を抱かせてしまうので、外側から追いかけてみます。
が、けっこう長いし、曲がっているし、高低差はあるしで、なかなか全体像を写せません。
なんとか、記事冒頭の橋が見えるところまでやってきました。
でも長い直線の最後に、左にクイッと曲がっている先が樹木に隠れていて、結局全体を見ることはできません。
出口まで下りていま来たほうを見上げてみましたが、やっぱり全体の2/3ほどしか写りません。
グーグルマップで長さを測ってみると、全長は約65メートル。住宅地にある小公園の滑り台としては、破格の長さです。
これ以外の施設といえば、広場の横に小さなシェルターがあるくらい。
変形で決して広くはない敷地なので、色々置くのではなく滑り台だけで勝負する。まさしく一点豪華主義の公園です。
ローラー滑り台は傷み始めるとローラーの交換修繕が大変だし、高架部分の橋脚も丁寧に管理しないと錆びて折れてしまうので、正直なところいつまで維持されるのかは不安です。
また出入口が一つだけの行き止まり構造という敷地条件も、今日の公園利用の安全管理の面からは心配事が多いのですが、できるだけ大切に長持ちさせて欲しい大日丸山公園のロングロング滑り台でした。
(2021年5月訪問)
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