2798/1000　深田公園（神戸市東灘区）

No.2797 深田池公園の記事で「阪急・御影駅のすぐ北」と書きましたが、実はそこへ行く手前の歩道沿いにも小さな深田公園があります。
園名板はまっぷたつに斬られた岩のようになっており、2020年頃は「鬼滅の刃」ごっこが頻繁に行われたのではないかと推察します。

さて、No.2797が池の眺めを活かした風致公園だったのに対して、こちらは幼児向けの遊び場で、駅と行き来する親子連れがちょっと立ち寄るのにちょうど良い場所となっています。

細長い敷地の中に、滑り台、2連ブランコ、砂場、揺れる動物遊具などがコンパクトに収められています。

遊具ひとつひとつに際立った特徴はありませんが、どれもよく使い込まれており、この公園の人気が感じ取れます。

丸っこいフォルムの2連ブランコも、この場の雰囲気によく似合っています。

砂場は、周りよりも少しだけ持ち上がったタイプ。
犬猫が中に入りにくいとされますが、猫がその気になればいくらでも越えて来そうな気もします。

敷地の南端には小さな石のスツールも置かれていて、ここから阪急電車が行き交う様子を眺めることもできます。

全体的にスッキリとした園内で、一つだけ謎が残るのが、この何の変哲もなさそうなベンチ。
よく見ると、座板の下に、何かしらの装置が仕込まれているようなのです。

「国土交通省」の文字も厳しく、謎の配線が引き込まれています。
なにかなぁ、公園関連で利用者に役立つ設備ではなく、交通関連かなにかのセンサーや測定機器のような気がするのですが、一体何なのかまったくわかりません。

少しだけ謎の残った深田公園でした。