2780/1000 岡本町公園(大阪府枚方市)

2021/06/30

身近な公園 大阪府 枚方市

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淀川近くにある京阪・枚方市駅の周辺は、江戸時代には京と大坂とを結ぶ京街道の宿場町、また舟運の拠点として栄えたところです。
その京街道沿い、駅前の再開発ビルと京阪線とに挟まれたところに岡本町公園があります。

公園そのものには宿場町要素はなく、駅近の広場型公園の形になっています。
直近に住宅が多いわけではないのですが、再開発ビルや高架下の商業施設に買い物にきたついで、ちょっと子供を遊ばせるにはちょうどよい感じです。

宿場町要素として挙げられるのは、地元の信用金庫から寄付された火の見やぐら風のモニュメントです。ただ、そこには公園に関するものというよりは、商店街の宣伝のような幟が掲げられています。

■現地の解説板より「京街道”枚方宿”」

豊臣秀吉が修築した文禄堤と呼ばれる堤防の上は、京都と大坂を結ぶ京街道としても利用されました。大坂城に居城した豊臣家が滅びると、幕府は江戸と大坂の往来を容易にするため、東海道の宿駅を京街道上に新たに4ヵ所設置しました。そのうちの一つが枚方宿で、幕府の公文書などには東海道枚方宿と明記されています。
現在、当地では、まちづくり協議会が組織され、古き良き町並を活かしながら、地域の活性化に向けて様々な取り組みを行っています。
その一環として、当地を創設の地とする枚方信用金庫の創立60周年記念による寄付金を活用し、延宝7年(1679年)7月の火災により御茶屋御殿が焼失したのをはじめとして枚方宿が幾度となく大きな火災に見舞われてきたことから、地域の貴重な資産を失うことのないように火の見櫓を模したモニュメントを設置いたしました。

枚方市  平成23年3月  枚方信用金庫創立60周年記念寄贈

そして、駅前で人が多く集まる公園ならでは、というべきか、なんだかよく分からない要素も放り込まれています。それがこちらの地上絵です。

解説板も建てられているのですが、「なぜ、ここに地上絵なのか?」はさっぱりわかりません。
ただ、作られた時から時代を経て、googleの衛星写真でもくっきりと確認できるようになったので、「宇宙へのシグナルサインの発信」という目的の第一段階は突破できています。

色々な用途に使えて、利用者も多いので、いちど大掛かりな補修・清掃をしてもよさそうな岡本町公園でした。

(2021年4月訪問)

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