2735/1000 大川児童公園(沖縄県金武町)

2021/05/15

沖縄県 金武町 身近な公園 水遊び場 湧水

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大川児童公園は、No.2734 大川西公園から6メートル道路を挟んだ道向かいにある小公園です。
下写真で左側が大川児童公園、右側の森がNo.2734で金武大川(ウッカガー)の覆屋が見えています。

Google Street Viewで2010年の様子を見ることができるのですが、この10年ほどの間に大きな水遊び場や壁泉が新たに導入されて、ウッカガーとあわせた「水の公園」の色合いがより強くなっています。

水遊び場は、普段は水の溜まらない池に、大小の噴水が上がるようになっています。
真ん中の大きなポールの周りだけは大人のくるぶしくらいの深さがあるので、お尻をつけて座り込んだり、水を蹴飛ばしてみたりといった遊び方もできます。
手前にチラッと写っていますが、大きな日除け屋根があるのも嬉しいところです。

ウッカガーの水量が豊富なだけに「水遊び場もウッカガーから水を引いているのかな?」と思ってみますが、子供の遊び場としての衛生管理のことを考えると、ここは水道水なのかも知れません。噴水が出る時間が決まっているところも、水道水とタイマー制御での運用っぽいし。
もっとも、金武町の水道は、地下水利用の割合も高いようですが。

いっぽう、こちらが壁泉。手前の湧水と、奥の壁泉から豊富な量の水が流れ出ています。

こちらは積極的に人が遊ぶような仕立てにはなっていないので、ウッカガーからの地下水をポンプアップして流しているのではないかと思います。

もっとも、循環用の吸水口のようなものもあって、真相はよくわかりません。

なぜそんなことばかり気にしているのかというと、この流れはそのまま蓮池のような部分を経て、

公園の南端にあたる芝生広場の縁を縫って、

最後は公園の外へと排水されているようなのですが、

さらに公園外まで追いかけてみると、橋跡のようなものがあって、その下を通って暗渠水路がずーっと続いていることから、この流れ自体はかつては川だったと思われ、

この暗渠の上を100メートルほど歩いていくと、

崖にあたって道はなくなるのですが、水路は崖下にずっと続いて、金武名物の田芋(ターンム)畑へとつながっていることがわかったからです。
No.2734で登場したウッカガーの解説板に「湧水量は1日千トンを越え、余水は武田原に注ぎ稲、水芋の産地形成している。」と書かれていたのが誇張ではなく、本当に注ぎ込んでいるのだなぁと感心した次第です。

再び公園に戻り、遊具広場に。
チューブ・スパイラルの大型滑り台を備えた複合遊具が目立っています。

水場も近いということで、トグロを巻いた青い蛇が大きく口を開けています。

その横には、揺れる動物遊具たち。

芝のきれいなゲートボール場や、それとは別に自由に使える芝生広場もあります。

なにか大きな虫(たぶんアフリカマイマイ)も這いずり回っている金武町の大川児童公園でした。

(2021年3月訪問)

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