一枚の写真にはうまく収まらないのですが、周囲から見ると6~7メートルほど低い位置にあるテニスコートと広場が、大雨のときには周辺地区の雨水を流れ込ませて一時的に貯留し、下流の川に一気に流れ込まないようにするための働きを担っています。
テニスコートと広場との間には若干の地盤高の違いがあり、テニスコートが第1段階、広場が第2段階と、流入量を見ながら段階を踏んで貯留する仕組みになっているようです。
現地の案内板には断面図はありますが、段階を踏んで浸水することには触れていないですね。
でも、なまじそれを知っている人だと「テニスコートが浸かっても、広場はまだ安心!」と思い込んでしまって危ない目に会うかも知れないので、あまり言わない方が良いかも知れません。
広場を囲む部分は芝生敷きの斜面になっていて、円形劇場のようです。
地区のお祭りや、ちょっとしたコンサートなどに使いやすい形ですが、構造的に広場には車両が入ることができないので、イベント中にゲリラ豪雨に襲われると、施設撤去などが追いつかないようにも思います。
まずは利用者に対して「ここは大雨の時には水が流れ込みますよ」ということをお知らせするしかないのですが、そうすると今度は「水が入ったところの写真を撮ってSNSにあげよう」として集まってくる人もいるので何をか言わんやです。
さて、調整池兼用部を除いた高いところですが、その中にも高低差があって、複合遊具や花壇のある段と、もう一段高くなった休憩所のある段とに分かれます。
遊具コーナーには子供さんがたくさん遊んでいたので、遠くからパチリ。
小ぶりな複合遊具と、揺れる動物遊具などがありました。
このモニュメントを見た瞬間に、「これ那覇市のNo.323 ひよどり公園にあったモニュメントと同じものではないか?」と思い当たりました。
本ブログでは、双童子像として各地の公園にある同じ外観の塑像を見てきましたし、コンクリート製の動物遊具などは当たり前のように同じものが全国に置かれているわけですが、こんなに大きなものでは初めてのパターンです。
No.323 ひよどり公園のモニュメント |
「耳」のように見える部分の角度が少し違うようにも思うのですが、それは撮影できる角度のせいかな、とも思います。
次に那覇に行く時には、No.323 を再訪して、作品名がなかったか調べてみたいという意欲が沸いてきた南つくし野やなぎ公園でした。
(2020年12月訪問)
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