マンタ公園は、沖縄市の東部の海岸沿いを埋め立てて開発された住宅地・海邦地区の中核的な公園です。
「海邦(かいほう)」は、もとは首里城近くの学府に掲げられていた言葉だそうですが、グッと広がったのは1987年(昭和62年)に開催された沖縄国体のテーマとして使われてからでした。この時の主会場が、ここから一続きの住宅地の先にある沖縄県総合運動公園でしたので、町名もその頃につけられたのかも知れません。さて、そんな海邦にあるマンタ公園ですが、面積は約1ヘクタールあってまぁまぁ広く、遊具も多いので、少し遠くからでも遊びに行きたくなる良い公園です。
目立っているのは、なんと言っても展望台。
埋立地の平らな土地に高さ4~5メートルの盛土山をつくり、その上に4階建ての展望塔を建てています。こういった感じの無暗に大きなものを作りたがるのは沖縄のひとつの特徴です。
途中は端折って、一番上から眺めた景色がこれです。
少し遠くに海が見えてはいますが、住宅地の中なのでご近所の屋根の方がずっと大きく見えており、展望台からの景色としてはいささか物足りないものがあります。
反対側の園内方向を眺めるとこうなります。こちらの方が建物が遠くなる分だけ、海向きよりも開放感があります。
バスケットコートの隣に建っているトイレの屋根は、もしかしてマンタの形をしているのでしょうか。
少し角度を変えてみても、わからないですね。マンタ公園だからマンタに見えてしまうだけなのかも知れません。
そんな気持ちで眺めていると、芝生が剥がれたところはウミガメに見えてきました。
ちなみに、それを眺めている展望台の中はこんなふうになっています。
展望台だと思って期待しすぎると景色はボチボチなのですが、日差しを避けることができて風がよく吹き抜ける休憩所だと思えば良い場所です。
で、じつはこの展望台から、ロング滑り台も出ています。こうなってくると、じつは滑り台が欲しいから4階建ての建物を建ててしまったのではないかという疑いも生じます。
普通に滑り台としての櫓を組むだけでは、この高さと距離はできませんからねぇ。
「小さな遊園地にある低学年向けジェットコースター」だと言われたら信じてしまいそうな長さと柱の数です。
ちなみに、展望台の基礎になっている盛土山の斜面部分も、人研ぎ滑り台やガケ登りなどになっており、ほかの公園なら盛土山だけで主役になれる内容ですが、ここでは完全に脇役です。
と、すっかり盛土と展望塔に心を奪われてしまったマンタ公園ですが、上から眺めたように、ほかにも色々と施設が多めです。
長い滑り台ではちょっと怖気づいてしまう小さな子供たちには幼児用の複合遊具、
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