新潟県長岡市にある長岡ニュータウンの青葉台地区では、No.2609 ニュータウン時計台公園を中心に、東・西・南・北の4つの小公園が計画的に配置されているのですが、その配置以上に、4公園それぞれにおもしろ滑り台が設置されていることが最大の特徴です。 なかでも際立っておもしろいタコの滑り台があるのが、青葉台北公園です。
これら4公園についてはとにかく滑り台が目立ちすぎていて、団地内の地図にも「たこ公園」としか書かれていません。
ちょっと引いた位置から見て、このとおり。
木々に囲まれた小さな公園の中央に、蛸壺から出てくる大ダコが鎮座しています。
これまでに本ブログに登場した、どのタコ滑り台とも異なる独創的な姿をしています。
まず蛸壺は、中に穴が空いたトンネル遊具になっています。
足のうちの1本が階段になっており、頭の方へ登ることができます。
ちなみに頭のあたりから園内前後を見渡すと、こんな感じになっています。
本当に小さな公園の真ん中に、大ダコがいる状況が伝わるでしょうか。
頭の中も、窓が阪神間あたりの近代建築に見えなくもないモダンさです。
普通にしていたら目に入らないような頭の頂上では、子ダコが手を振っています。
子ダコは足元の方にもう一匹。親ダコの足に絡まられながら、階段部分を支えています。
そして、タコのいる場所全体が小さな小山のようになっていて斜面地で遊べるほか、またタコの周りは砂場になっているので、ここだけで何通りもの遊び方ができます。
ただ、揺れるタイプの遊びはできないので、そこは2連ブランコがサポートしています。
タコ滑り台はいくつも見てきましたが、タコブランコにはまだ出会ったことがありません。
と、このように存在感抜群のタコ滑り台なのですが、近くでよく見てみると、傷みが激しいところもあり、大規模な修繕が必要な時期を迎えています。全国的にも珍しいタコだと思うので、長岡市の関係者の方には、ぜひ労ってあげていただきたいと願います。
ところで、これだけしっかりとタコ公園なのに、トイレはなぜか小人が座るニンジンです。
「タコが夜中に地上に上がってきて、サツマイモやダイコンを掘り出して食べる」という伝承は江戸時代から各地に残ると聞きますが、ブログ作者は少年時代に読んだ『ロン先生の虫眼鏡』( 光瀬龍・作、加藤唯史・画)で知りました。
しかし、ニンジンは聞いたことがない...
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