「柳」は1968年(昭和43年)に住居表示が実施されるまで使われていた字名ですが、資料によれば公園の開設は1986年(昭和61年)のこと。開設時に、昔を偲んで付けられた名前なのでしょうか。
間口が狭く奥行きが深い長方形をした敷地にはいると、はじめに目につくのは左手にある列石です。一見すると園路と植栽地を区切っているもののようにも見えますが、
じつはこれ、神戸市街地の背後にそびえる六甲山系の山々を模した石なのです。
左から菊水山、鍋蓋山、再度山、摩耶山、六甲山と並んでいます。
う~む、言われてから見直してみても、日本庭園ばりの「見立て」の世界ですね。
摩耶山、六甲山と来た後に、いちど低くなって、また六甲山よりも高い山を置いたのが失敗ではないでしょうか。水飲み場なんですけどね。
天空の高さから滝が落ちることになっているし(笑)
さて、その次に目立っているのが、謎の井桁遊具。
アスレチック遊具に分類して良いかと思うのですが、地上高40~50センチくらいのところに、角材が井桁に組まれたようなものが連なっています。
平均台のような遊び方をするのでしょうか。
しかし途中から井桁でなくなったり、角材ではなく板材に代わったり、真っ直ぐでは斜めになったりと変化が激しく、これが正常な状態なのか壊れているのかもわからなくなるというあたりが謎の所以です。
でもこれで鍛えておけば、須磨アルプスの難所・馬の背もスイスイと歩けることでしょう。
いつかあの山を目指したい御影柳公園でした。(2020年5月訪問)
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