このところ訪ねている、21世紀に入ってから開発された新しい住宅地、神戸市の「舞多聞」エリアの中でも、てらいけプロジェクトは50坪~400坪くらいの大型宅地を揃えた、かなり立地な印象の強い戸建て住宅地です。
大きな敷地で庭付きの戸建てが建ち並び、公園以外の緑の共有空間も確保されている様子を見ると、小さな公園の出番はあまり無いようにも思うような町に舞多聞てらいけ公園はあります。
そんな空気を知ってか知らずか、歩道がちょっと広くなったような敷地を小ぢんまりと使っています。
資料によれば約2300平米もあるのですが、そのうちの半分くらいが歩道のような仕上げになっているため、そこまでのサイズには見えません。
ただし、上で「歩道がちょっと広くなったような」と書いたものの、この町では住宅の前面は庭と(おそらく)私有の公共緑空間が一体的に連続する構造になっており、また道路も通過交通が入ってこないような配置で交通量が少ないため、歩道は存在しません。
道に沿って細長い園内は、中央に展望台付きの東屋を置いて、北側に複合遊具、南側に健康器具などを配置しています。
現状では樹が生い茂って全く見えないのですが、この展望台の下の谷にはかつては池が三つ並んでいて、そのうちの谷の一番上流にあったものが「寺池」だったと、この地域に馴染みの深い方に教えていただきました。
敷地北側の複合遊具は、こんな感じ。
南側の健康器具と、幼児向けの揺れる動物遊具は、こんな感じ。
公園施設としてはかなり一般的なものばかりです。
もう少し時間が経って、花や緑が落ち着いてくるとまた違った雰囲気になると思うのですが、今のところは周りの住宅地のグレードに押され気味の舞多聞てらいけ公園でした。
(2020年3月訪問)
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