京都市北区の楽只(らくし)公園は、古来から紫野(むらさきの)と呼ばれていた土地の一角にある小公園です。
楽只は、京都特有の小学校名=学区(元学区)名に由来するもので、中国最古の詩篇『詩経』の一節「楽只君子」から採られたものだそうです。
現在は市立の楽只保育所がコミュニティ道路を挟んが向かいに建っており、非常によい雰囲気を作り出しています。
公園内はけっこう古いのですが、おそらく25年ほど前にコミュニティ道路側だけリニューアルしたように見受けられ、オシャレな陶板の埋まった壁が作られています。
小学生の作品なのでしょうか、陶板には花や鳥、動物などが刻まれています。
壁に一ヵ所だけ穴が開いていて、そこを覗くと保育所の玄関が見えるという演出も気が利いています。
滑り台、石の山遊具、ブランコ、砂場、ネット遊具など、公園の遊具に囲まれた中でボール遊びや虫捕りをする子供たちが描かれた焼付陶板もありました。
実際の園内にも、滑り台、
石の山遊具、
ブランコ、
ネット遊具などがちゃんと設置されています。
ただ、下のピラミッド型がある位置には青いジャングルジムが描かれているので、これだけが入れ替えられたのかも知れません。
こちらの広場側にもネット遊具が描かれていましたが、訪れた時にはありませんでした。
一方、まったく描かれていないのが、コンクリート製の動物遊具たち。
画用紙の都合もあったかもしれませんが、ちょっと気の毒です。
ウサギの目が、ちょっと怖かったのかなぁ...
パーゴラも描かれていませんが、こちらは子供たちがパーゴラに関心がないのと、絵の中央に置くと目立ちすぎるからでしょう。
初めて来た人にも昔を思い起こさせてくれる楽只公園でした。
(2020年6月訪問)
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