親田原(おやたばる)という地名の由来は知りませんが、本ブログではずいぶん前に沖縄県うるま市(旧・石川市)のNo.86 親田原公園を訪ねたこともありますので、沖縄ではしばしばある地名なのかも知れません。
そして、この字面を見るたびに田原親賢(生年不詳~1600)のことを思い出してしまいます。
さて糸満市の親田原公園は、中心市街地の一角、市営親田原団地に隣接する小さな遊び場型の公園です。
1,700平米ほどの園内は、おおむね北半分が遊具コーナー、南半分はステージのある広場になっています。
が、全体的に施設の劣化が進んでおり、遊び場としての機能はかなり失われています。100メートルほどしか離れていないところにNo.2411 南近隣公園がオープンしたこともあって、かなり利用者が減っている雰囲気です。
広場の奥の方にあるステージも、以前はラジオ体操会にでも使われていたのでしょうが、今は草むらの中で所在なげになっています。
コンクリート製のクジラ型滑り台。背中から上って、口から滑り出す構造になっています。
お尻のほうが少しだけ水中にあって、尾びれがピョコッと飛び出しているあたりの造形が凝っています。
でも残念ながら滑り部のコンクリートがザラザラになってしまっていて、滑るというよりは「引っかかりながらゆっくりと降りる」ようになっていました。
でも決して放置された公園というわけではなく、トイレには鉢植えが飾られていて、現状を受け入れつつ、できることをしっかりと行なっている印象を受けた糸満市の親田原公園でした。
(2019年9月訪問)
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