ふくし公園は、雪が谷大塚駅にもほど近い環八通り沿いにある小公園です。
公園名はひらがなで「ふくし」と書くのですが、由来はよくわかりません。やっぱり「福祉」のための公園なのでしょうか。
もっとも、都市公園法の第1条は『(前略)都市公園の健全な発達を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする』ですので、都市公園である限りは公共の福祉は絶対的についてくるものなので、ここだけが福祉目的なわけではありません。
それでもあえて「福祉公園」を名乗ったのだとすれば、いわゆるひとつの「初心に帰る」ためなのでしょうか。わかりませんけど。
さて、冒頭からよくわからないことを書き連ねましたが、実際の園内は、やや変形の鉤型をした園内に、小広場、遊具コーナー、健康器具コーナー、和風庭園風の水の流れなどが盛り込まれており、小さいながらも充実した施設内容となっています。
遊具コーナーは、敷地の都合で環八通りに面したやや細長く狭い一角に収められており、滑り台メインの複合遊具、揺れる動物遊具などが設置されています。
揺れる動物遊具は、恐竜型のものと、大田区公式PRキャラクター・はねぴょん。
羽田空港の飛行機の格好をして、蒲田あたりの銭湯に入りにいくという素敵なやつです。
その横手が、短いのですがサクラの並木道、さらに小さな石組みの流れが作られています。
流れは、和風庭園風。子供が中にはいって遊ぶというよりは、落ち着いて座って眺めるタイプです。
隣の無粋なブロック塀を緑で覆い隠したいところですが、陽あたりが悪いこともあって植物の生長が今ひとつです。
そして小広場のまわりには、木を多用した健康器具がいくつも設置されていますが、これは(公財)体力つくり指導協会が設置をすすめている「うんどう遊園」のパッケージ商品だろうと思われます。
ちゃんと一つ一つの器具に正しい運動方法の解説板が付けられており、あくまで大人向けの運動器具ではあるのですが、一日のうちの半分以上は子供が触っていると思われます。
健康・福祉・運動などについて考えた大田区のふくし公園でした。
(2019年10月訪問)
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