さくら公園は、No.2385 がじゅまる緑地から幸地川沿いに100メートルほど歩いたところにある小公園です。
名護では「日本で一番早い」で知られる名護さくら祭りが、例年1月下旬に開かれるのですが、そのサブ会場にもなっています。
がしかし、私が訪れた2020年1月は例年にない暖冬で、サクラの開花も変則気味。すでに祭りの時期は始まっていたのですが、かなり寂しい開花状況でした。
イベント時には沖縄民謡のコンサートなども開かれるのであろう、ステージが敷地の北端にあります。
ステージから園内を見渡したところ。
敷地の2/3くらいが草芝敷き、残りが舗装の広場で、遊具はありません。
園路が周辺の住宅地からの通り抜けを考慮したような配置になっている点と合わせると、人が行き交う広場空間としての役割を重視しているようです。
じっさい、公園の目の前は幸地川沿いのプロムナードになっているので、そぞろ歩きながらフラッと公園に入ってきてサクラを眺める、といった使い方が考えられます。
そんな名護市のさくら公園ですが、トイレがややわかりにくい蒸気機関車型をしています。
ならば、この壊れた照明器具らしきものも、なにかを模っているのだろうと考えたのですが、さっぱり思いつきませんでした。
その他の小ネタとしては、公園の西に隣接して広がるアパヌク貝塚の解説板が建てられていました。No.2385でも触れましたが、この付近の古い地名が「アパヌク」というのです。
■現地の解説板より「アパヌク貝塚」
沖縄貝塚時代後期の土器や中国産青磁、白磁、南蛮陶器、沖縄産陶器などが出土しています。この周辺はもともと砂地であることから、この砂地に遺跡が分布していると思われます。
トイレ越しに名護城跡を望むさくら公園でした。
(2020年1月訪問)
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