では「龍巻:るーまし」とは何か、という点については、大きな園名板の裏に刻まれていました。
■現地の解説より「龍巻(るーまし)とは」
その昔、日照りのときに龍が天に立ち昇るのを見て掘ったところ、水がこんこんと湧き出たところから龍巻井(ルーマシガー)と呼ぶようになった。
それからこの場所は龍巻(ルーマシ)といわれ、豊富な水資源に恵まれ、稲作が多く営まれていた。
龍巻井は公園から100メートルほど離れたショッピングセンター・サンエー経塚シティの敷地内に保存されており、園内にはありません。
代わりでもないのですが、存在感を放っているのが数本の松の木です。
区画整理事業で周囲が造成される時に、尾根上にあった大きな松の木を残そうと考えたものと思われますが、残し方がかなり大胆で周囲から浮き上がっています。
松の木の根本と周囲との高低差が4メートルくらいあるのですが、その高低差を緩やかに処理できるだけの敷地面積を確保できなかったのでしょう、しっかりした擁壁の上に松の木だけがあります。
園内側からは斜面を登り降りできるようになっていますが、階段などはありません。
でも、子供たちはしっかりと整えた遊び場よりも、こういうラフな状態のほうが好きなんですよね。
ブログ作者もこういう山が好きなので、登って園内を見渡してみました。
敷地の1/3くらいが松の山になっており、残りの1/3が遊具コーナー、1/3が芝生広場といった配分です。
複合遊具は2つあります。
大きい方のデザインはやっぱり松の木。ちょっと芝居の書き割りっぽいですが。
せっかくなので天に立ち昇る龍もデザインに取り入れて欲しかったところですが、小さい方の複合遊具は森の動物たちの絵柄でした。
2つの複合遊具の間には、2連のブランコがあります。
そのほかには、大人向けの健康器具のコーナーもあります。
小さな園内ですが、外周部にはウォーキング用の園路が周回しており、大人の健康づくり運動にも対応しています。
敷地規模の割に、いくぶん構成要素が多すぎる嫌いもありますが、それだけに印象に残る龍巻松の木公園でした。
(2020年1月訪問)
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