2368/1000 うがんやま公園(沖縄県浦添市)

2020/03/08

浦添市 沖縄県 史跡 社寺御嶽 身近な公園

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このところ訪ねている浦添市西原の住宅地の東の方に小高い丘が残されており、ここが「うがんやま公園」になっています。
「うがんやま」は漢字では「拝山」と書くことからわかるように、丘全体が信仰の対象であり、多くの御嶽やビジュル(拝みの対象としての石)を持つ拝山遺跡としても知られています。

1980年代に沖縄自動車道整備に伴う国道付け替えのために大きく破壊される可能性もあったそうですが、発掘調査などが実施され、結果として拝山の部分だけトンネル構造になり、その上に1994年(平成6)に公園が開設されています。

そういう経緯や、もともとの地元での使われ方もあってのことでしょう、住宅地に近い公園としては割と地味めの整備内容で、緩やかな北~西向きの斜面地全体を草芝仕立てにして、所々に木陰が配置されるような格好となっています。

公園施設らしいものといえば、丘の上段に作られた東屋と、丘の上下をつなぐ階段、滑り台くらいでしょうか。

でも、コンクリート研ぎ出しの滑り台は、少々劣化が進んで表面がザラザラになっていました。
革靴でも逆上りができるくらいだったので、磨き直しが必要でしょう。

いわゆる史跡公園のような形で、誰でもがわかるような表示・解説がされているわけではないのですが、ところどころに信仰の拠り所を示すようなものが設置されています。
これは「シマトイモウ」と刻まれた碑。

公園の一番奥から南には、部外者にはいささか足を踏み入れにくい雰囲気の森が続いており、この森の中にもそうした物件がありそうでした。

地域の方々に大切に使われているうがんやま公園でした。

(2019年12月訪問)

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