日本橋川に架かる湊橋の北東・上流側に、日本橋川に沿って細長く箱崎川第一公園があります。
公園の名になっている箱崎川は、昭和の中頃に埋め立てられて消滅し、その上部に首都高速が通っていますので、公園がわずかに名を残すのみ、といった状況です。
写真のアングルとして上手に1枚に収めきれないのですが、橋からすぐの歩道と一体になったような細長い敷地と、その先の高架下の敷地とがあわせて一つの公園になっているようです。現地では道路と公園との境界はハッキリしません。舗装の種類から見て、歩道のように見えるところも実はすべて公園なのかも知れません。
歩道と一体になった区域には、桜並木やベンチなどが整備されています。
川沿いの柵は灌木植栽とセットになった低めのもので、ベンチに腰掛けながら、日本橋川の方に開けた眺めを楽しむこともできます。
そして、かなり幅広になる高架下のスペースはフェンスに囲まれて昼間のみ開かれるタイプの遊び場になっています。
見たところ、わりと最近に施設がリニューアルされたようなので、それ際にこうした運営ルールになったのかも知れません。
敷地はコンクリート製の石の山遊具と、コンクリートを外に出さずゴムチップで覆った山とが中心です。
まずは巻き貝型の山遊具。基本的には、よじ登ったり、座ったりといった使い方ですが、端っこの一部分だけ滑り台風になっています。
れっきとした滑り台もあります。
滑り台の裏側はゴムチップ張りの山になっていて、どこからでも登ることができます。
そして、全体がゴムチップで覆われた石の山。
渦巻き模様が施されているのですが、思い浮かぶのは「バロム・1」に登場した敵戦闘員のアントマンだけです。
砂場は、山にはなっていないのですが、丸い形+コンクリート研ぎ出しの素材感で、他の遊具とデザインをあわせています。
そんな中、やや調和を乱しているのは、こちらクライミング・ツリー。
でも、昔の堀端に建てられていた木杭だと見てとれば、それもあり、といったデザインです。
そのほかに、遊具と言うほどでもないのですが、ケン・ケン・パができる数字や、江戸前の魚介類が描かれたプレートが設置されています。
遊び方は人それぞれでしょうが、魚介類の描かれたプレートのほうが、印象には残ります。
混み合った街の川沿いにある箱崎川第一公園でした。
(2019年8月訪問)
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