2313/1000 西二見駅前3丁目公園(兵庫県明石市)

2019/12/23

身近な公園 水遊び場 盛土山 日時計 兵庫県 明石市

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山陽電鉄・西二見駅の周りに「二見町西二見駅前」という少々くどい感じがする町名があり、そのうちの3丁目に西二見駅前3丁目公園があります。
区画整理事業で平成10年代に開かれた新しい町で、園名碑も兼ねた大きな記念碑が設置されていました。

園内は、中央に大きく広場を取り、四周には草芝のスペースを広く取るという配置で、スポーツや遊びに広く使えるところと、生物生息場ともなる「草むら」を両立させた形になっています。

周りが本当に住宅ばかりだと、虫の棲む「草むら」が敬遠されることが多いのですが、ここの場合は区画整理地から少し離れれば農地も残るエリアなので、広い草むらも許容される雰囲気があります。
もっとも、設計上は「芝生」だったのかも知れませんが。

そんな草の海の中に、ポツンと浮かぶ島(盛土山)があり、その上に帆船型の複合遊具が乗っかっています。

もちろん、盛土山の頂上は草茫々ではありませんので、安心して遊ぶことができます。
広場と遊具が高さで分けられているので、ボール遊びなどをする元気の良い小学生と、遊具で遊ぶもっと小さな子供たちが交錯しないところもポイント高しです。

園内の遊具はこれ一つだけなのですが、住宅地の公園にしては大ぶりの複合遊具で、広い滑り台やスパイラルの滑り台、ネット遊具、ラダー、トンネル、雲梯、登り棒など、かなり色々とくっついています。

遊具とは別に、水遊び場もありました。
小さなイスのように見える部分から出た水が、対数螺旋のような渦巻き模様で浅く流れていくタイプのものだと思われます。

でも、個人的にいちばん印象に残ったのは、こちらの日時計ですね。
影を落とすグノモンが、なんだか妙に先鋭的です。文字どおりの意味で。

よく見ると、これの足元も対数螺旋になっているのですが、螺旋の曲線と日時計の文字盤の曲線とが交錯するように設置されているところが面白いところです。

文字盤は、春秋、夏、冬の3種類が準備されています。
さすがは「子午線の町」明石。時計ものには慎重な態度がうかがわれます。

明石市の西の端で見つけた西二見駅前3丁目公園でした。

(2019年10月訪問)

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