「林町」というせいか、公園内にも桜やケヤキなどが多く植えられており、ちょっとした林になっています。
遊具で目立っているのは、小ぶりな複合遊具。
滑り台を軸に、シンプルですが欲しいパーツがよくまとまっています。
あとは2連ブランコと、進化した雲梯があります。
こういうタイプの、ハシゴを横にしただけではないタイプの遊具を「雲梯」に含めてよいものか迷いますが、ほかに伝わる言葉もないので「進化した雲梯」と呼んでいます。
ところで、この公園が面している坂道は「狸坂」という名がついているそうで、公園の斜向かいに解説板がありました。
■現地の解説板より「狸坂(たぬきざか)」千駄木3丁目12と20の間このあたりは、旧千駄木林町で昔は千駄木山といって雑木林が多く坂上の一帯は、俗に「狸山」といわれていた。その狸山に上る坂なので狸坂と名づけられた。
狸山の坂下は根津の谷で、昔は谷戸川(藍染川・現在暗渠)がながれて田んぼが開け、日暮里の台地と対している。この日暮里に諏方神社があり、8月27日の祭礼が終わっても、どこからともなく「里ばやし」が毎夜聞こえてきた。
土地の人たちは、これを千駄木山の"天狗ばやし"とか"馬鹿ばやし"といって、狸山にすむ狸のしわざといい伝えてきた。民話にちなむおもしろい坂名である。文京区教育委員会 平成16年3月
何度か読み直したのですが、文章中の「里ばやし」って何でしょう。「狸ばやし」の誤植ですかね?
狸に化かされたかも知れない駒込林町公園でした。
(2019年7月訪問)
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