三条坊町(さんじょうぼうちょう)公園は、京都三条通りでも西の方、島津製作所の本社工場の東隣にある小公園です。
公園の南端は三条通に面しており、ここに古い川を再生した親水公園がつくられています。
細かいことを言うと都市公園である三条坊町公園とは別に、河川事業でつくられた別の公園のようにも思うのですが、利用者にとっては一体のものですので記事もひとまとめです。
川の名は西高瀬川。
江戸時代に開削された運河ですが、昭和の水害対策で流れが変更されたことで雨水頼みの枯れ川になっていたものが、2002年(平成14年)からの再生事業で現在のような姿になったものだそうです。
写真中央から四角く水が湧いているのが見えるので、ここから流しているようです。
資料によれば「西高瀬川の上流部からの導水」とのことなので、上流部の水がちゃんと流れていた区間から、地下水路で持ってきているのでしょうか。
流れの周りは芝生化されて、暑い京都の夏を、少しだけでも冷ましてくれそうです。
さて、三条坊町公園の本体はというと、全体の2/3くらいが土敷きの広場になっています。
少年サッカーなら1面とれるくらいのサイズです。
訪れたのは夏の盛りでしたが、年配の方々が広場全面を使ってグラウンドゴルフの真っ最中。
お達者なのはなによりです。
そして、残りの1/3ほどが遊具コーナー。
滑り台やブランコ、シーソーなど定番の遊具が並びます。
京都の街中に増えている、外観が和風の公園トイレ。
軒下に、公園の清掃や草刈りなどの活動をする公園愛護協力会が受けた表彰状が飾られていました。
ご近所の小さな公園は、こうしたボランティア活動に支えられています。
水と動物と人とに恵まれた三条坊町児童公園でした。
(2019年7月訪問)
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