札幌市では、古くなった公園を改修するにあたって、1ヵ所の公園だけで考えるのではなく、地区内のいくつかの公園をグループにして考えることで、広くて人が集まりやすい公園には新しい遊具を置いたり、逆に小さな公園はベンチと花壇だけにしたりして、公園ごとにメリハリを付けるという取り組みを行なっています。
北の沢山の子公園は、そうした取り組みで新しい遊具を集めることになった公園です。
住宅地の中の斜面地、それも送電鉄塔の足場部分として使うために周囲よりも少し急傾斜で残された小丘を使った敷地です。
小丘を北側の公園区域外から眺めるとこんな感じ。
鉄塔がなければ、公園敷地をもう少し広く使えたと思いますが、反面、高低差による変化の少ない公園になっていたかも知れません。
南側から階段を登っていくと少しばかりの平場があり、その奥に、鉄塔の足場になっている丘が見えてきました。
そこの斜面地に、大型の滑り台などが設置されています。
やや湾曲した斜面に何点も置かれているので、なかなか1枚の写真に収めにくいのですが、大小の滑り台、ネット遊具、ジャングルジム、登攀壁などが集まっています。
目玉は長さ10メートル以上あるロング滑り台。斜面の中腹に支柱を立てて、高さを稼いでいます。
その横には、ほどほどの長さの滑り台。登攀壁やネット遊具との複合になっています。
こちらはジャングルジムを中心にした複合遊具。登攀壁やネットと組み合わせて、さまざまな形の登り降りができます。
斜面にはあまり似合わなそうなプレーウォールも、ここでは斜めになって設置されています。
ちなみに平坦なところには、2連ブランコや鉄棒、大人向けの健康器具などが設置されています。
ブランコは、斜面地には置けないからなぁ...
これだけでも十分に盛り沢山なのですが、さらに丘の頂上が小広場になっていて、そこにベンチが置かれています。
ここからの見晴らしがとても気持ちよく、涼しければいくらでも座っていられるくらいです。送電鉄塔の真下なのは、多少気になりますが。
頂上の展望ベンチから、南の方を眺めたところ。
少しわかりにくいですが、札幌の建築によく使われている札幌硬石の石切場(硬石山)も見えています。
確かに、これなら近所の人が集まってくるだろうと思う、北の沢山の子公園でした。
(2019年8月訪問)
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