あじさい児童公園は、高砂市の「本町通」と「高砂銀座商店街」という、名前を聞くだけでかつての中心地だということが伝わってくる2本の道路が交わる交差点近くにある小公園です。
この付近は、江戸時代以来の街の中心地であり、明治時代には旧高砂警察署、旧高砂町役場等が建設された公共施設ゾーンで、今も公園は高砂地区コミュニティセンターに隣接しています。
公園とコミュニティセンターの駐車場が繋がっているところからも、両方の公共用地が一つにまとまって歩んできた様子がうかがい知れます。
現在の公園内は、児童公園の名のとおり、かつて「児童公園三種の神器」と呼ばれた滑り台、砂場、ブランコが揃っています。
ブランコは、細長い公園の横幅にすっぽり収まるほどの4連のもの。
先ほどのコミュニティセンター駐車場から入ってくると、ブランコに邪魔されて、どこに進んでよいものか迷うほどです。
滑り台は、鋼製のシンプルなもの。
もともとはスペースの都合上なのでしょうが、砂場に対して斜めに入ってくるところがシャープな雰囲気を醸し出しています。
植栽はサクラやツツジなどが多いのですが、公園名にちなむアジサイが、ひと株だけ植えられていました。
高砂銀座が賑やかだった頃に訪ねてみたかった、あじさい児童公園でした。
(2019年5月訪問)
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