2160/1000　千里東町公園（大阪府豊中市）

公園名は千里東町（せんりひがしまち）なのですが、所在地は「新」千里東町で、おまけに千里中央駅から徒歩3分の位置にあるという千里東町公園。
千里ニュータウン特有の、谷と池の旧地形を活かした部分と、尾根を造成した部分とが一体となり、面積約8.2haの大きな公園です。

千里中央駅側から公園に入ると、まず長谷池（ながたにいけ）という池があります。
池には噴水などもあり、しっかりと整備されているのですが、周りから竹薮が覆いかぶさるようになっているあたりが、自然風の景観となっています。

池の周りには遊歩道が通っており、散策にも楽しいところとなっています。
これが1日の乗降客数約9万人の千里中央駅から、わずか200メートルしか離れていない場所だとは思えないほどです。

こんな風に、ラクウショウの森の中を抜けるデッキ園路もあります。

森のなかには、謎の建物もありました。
近所の子供たちの秘密基地にしては少し手が込んでいるので、なにかのイベントで作ったものかも知れません。

タケが多いので、園路と立入禁止区域の仕切りにも、竹垣が多用されています。
現地調達ってやつですね。

池の畔から離れて、だんだん坂道を上っていきます。

坂道を上り詰めた先に小さな広場があり、そこから東の方に下りればテニスコート、北の方に下りれば少年野球などに使えるグラウンドがあるのですが、この時は、どちらにも向かわずに、公園を出て目的地へと通り抜けてしまいました。

広いので、わざわざ時間を取らないと一周できないのですが、また機会があれば森のなかにも入ってみたいと思った千里東町公園でした。

（2019年5月訪問）