林崎漁港ふれあいゾーンは、No.2097 で登場した林崎漁港にある小公園です。
漁港の環境整備事業の一環として作られたものと思われ、海に面した船揚場と道路との間を、細長い堤状に盛土をした上が公園になっています。
船揚場に行き来をするための通路によって3つに区分されており、それぞれ「遊びのゾーン」、「休息ゾーン」、「庭園ゾーン」と名づけられているので、順番に巡ってみます。
まずは西端の「遊びのゾーン」から。
ざっくりと幅7~8メートル、長さ60メートルくらいの細長い芝生地に、船の形をした遊具、揺れる動物遊具、東屋などがあります。
FRP製の船遊具は、プレジャーボート風でもありますが、ここは漁港なので漁船っぽいということにしましょう。
後ろに回ると、滑り台になっています。
滑り台のデッキ部は、運転席と兼用になっているので、操船ごっこもできます。
訪れた時には操舵輪が折れて無くなっていましたが。
狭いながらもデッキ部分が歩けるようになっていて、将来の漁師さんを育てる環境を作り出しています。
間の東屋を挟んで、海の仲間達の揺れる動物遊具が並びます。
海の仲間はイルカ、フグ、ウミガメなど。この付近でも、本物を見かけることがあるものばかりです。
場所を移して、「休息ゾーン」です。
こちらも敷地規模は「遊びのゾーン」と似たり寄ったりですが、足元はレンガ貼りで、トイレや東屋が連なります。
トイレの横には大きな足洗い場などもあって、海の仕事の合間の休息に役立つようになっているのでしょうか。
そして東端が「庭園ゾーン」です。
ここは芝地と園路とを明確に分けた上で、マツの高木を植えて、お庭風に仕上げています。
マツもそれなりに大きく育っていますが、いかんせん足元の敷地が狭いので、バランス的にこれくらいが限界かもしれません。
このように、海沿いで気持ちのよい公園なのですが、少しだけツッコミを。
この公園は漁港にあるので、行政的には、街なかの公園とは整備や管理の形が異なると思います。多分。
そのため、設計や施工についても、公園が得意ではない業者さんが請け負ったのではないかと思うのです。多分。
なぜそんなことを言い出しかというと、遊具の下に設置された安全マットが、なんのために設置したのか意味不明なのです。
普通は、遊具から子供が横向きに落っこちた時に、その頭が届くくらいの範囲までマットを敷くのですが、船の遊具の場合はほぼ投影面積のみ。
揺れる動物遊具に至っては、ボディよりも小さい面積しか敷いていません。
「とりあえず格好だけはつけました」感が出ていて、少し残念でした。
(2019年2月訪問)
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