以前に板橋区加賀町にあるNo.1761加賀公園を訪ねましたが、本日は新宿区の市谷加賀町にある加賀公園。
防衛省の裏手の、落ち着いた住宅と大日本印刷の関連施設が交じる地区にあります。
資料によれば1,300平米ほどで、さほど広くもないのですが、目立った広場空間を取らず、とにかく遊具をたくさん集めた格好になっています。
その集まり具合は、少し遠くの幼稚園が遠足に来ても良いくらい。
遊具の核となるのは、2つの石の山遊具。
まず入って手前にある山遊具は、半球状の整った形の山に、トンネルやガケ登りが付け加わったもの。
この白っぽい部分は滑り台として使うには急すぎて、けっこうスリルのある遊びができます。
手前の石の山に登って、奥を見たところ。
もう一つの石の山遊具が見えていますが、それ以上に隙間を恐れるかのように配置されたスツール群が目を引きます。
で、奥の石の山遊具。
山をぐるりと取り囲むプレーウォールやトンネルとの組み合わせで、ひとくちに山遊具と呼んではいけないほどの多用途になっています。
山に登ったり、トンネルを潜ったり、平均台を渡ったり、窓から顔を出してお店屋さんごっこをしたりと、遊びが無限に広がります。
もう少し動きのある遊びには、スパイラル滑り台。
回転ジャングルジムや、ブランコなどもあります。
こちらのキノコは、イスとテーブルにしても良いですし、階段にして上ったり下りたりしても良いでしょう。
もっと静かに遊びたい向きには、カバやゾウ、キリン、リスなどの動物遊具もあります。
これだけ楽しい遊具が揃っていると、砂場で遊んでいるヒマがないかも知れません。
わざわざ行くだけの価値がある新宿区の加賀公園。
できれば親御さんたちが座る木陰や東屋があれば、もっと人気が出るように思いました。
ところで、この公園からは一筋ほど北へ行ったところに、2012年に大量の縄文人骨が見つかって話題を呼んだ「市谷加賀町二丁目遺跡」があります。
この公園を訪ねて1ヵ月後くらいに家の近くの図書館に行ったら、小学生向けにまとめられた瀧井宏臣『おどろきの東京縄文人』(2014,講談社)という本があったので借りてきました。
この本に掲載されていた復顔された縄文人の顔がかっこよかったので引用。
まずこちらが発掘されたバラバラの人骨から復元された頭蓋骨。
そして、こちらが人骨をもとに復顔された縄文人。
意外に濃すぎないというか、なんなら今でもちょっと男前で通じるような顔立ちですね。
(2018年12月訪問)
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