2026/1000 矢来公園(東京都新宿区)

2019/02/06

新宿区 身近な公園 東京都

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新宿区矢来町は地下鉄の神楽坂駅から南へ入った住宅地区ですが、その名の由来は江戸時代、この公園を含めた一体には若狭国(福井県)小浜藩の下屋敷があり、その屋敷の周りに竹矢来がめぐらされていたことにちなむと言います。

竹矢来は、竹材を編んで作る垣・囲いのことですが、町名になるほどの名物だった竹矢来がどんなものだったのか知りたくなります。

■現地の石碑より「小浜藩邸跡」
 若狭国(福井県)小浜藩主の酒井忠勝が、寛永5年(1628)徳川家光からこの地を拝領して下屋敷としたもので、屋敷の周囲に竹矢来をめぐらせたことから矢来町の名が付けられました。
 もと屋敷内には、小堀遠州作になる庭園があり、蘭学者として著名な杉田玄白先生もこの屋敷内で生まれました。

さて、そんな歴史を持つという矢来公園ですが、現在の公園にはとくに竹矢来も小堀遠州の庭園もなく、やや樹木の多い遊び場型の施設内容となっています。

遊具のメインとなるのは、こちらの複合遊具。
やや古いタイプのものですが、すべり台のデッキ部が横に長く、保育園の団体などが来ても、同時にたくさんの子供が滑り待ちをできるところがポイントです。

全国的には減りつつある回転系の遊具ですが、新宿区ではよく見かけます。周りにラバーマットを敷いて、安全対策を行なっていますので、まだまだ現役で活躍するものと思われます。

ブランコは、まぁ普通のものですね。

そして、この築山状になった部分が意外に遊べるポイントになっています。
周りの地形からすると不自然に盛り上がっているので人工のものだと思うのですが、小堀遠州の庭園と関係があるのでしょうか?

冬空に木立が映える矢来公園でした。

(2018年12月訪問)

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