2019/1000　丸山町公園（神戸市長田区）

昭和初期に長田区北部にある独立丘「丸山」の周辺が住宅開発され、できた町が丸山町。基本的に坂の町です。
そんな丸山町にある丸山町公園は、もとは邸宅だったのではないかと思えるような重厚な門の向こうにあります。

微妙に角度を変えて撮影。
門の先にある階段も、一般的な公園で使われるデザインではないように思います。

もちろん、管理車両が入れるように開いた出入口は別にありますが、こちらはこちらでいかにも取ってつけたようなデザインです。

さて、そんな微妙に入りづらい入口を潜って入った園内は、あまり広くもない敷地に、なんとかして滑り台、ブランコ、砂場という「児童公園の三種の神器」を入れ込んだような構成になっています。

特に印象に残る遊具はないのですが、周囲は細い坂道ばかりなので、近所の子供たちにとっては大切な遊び場になっていることと思われます。

ただまぁ、どちらかと言えば遊具よりも植栽、緑の景色が印象に残る公園ではあります。

ブランコの後ろのマツなんかも、街区公園にしてはよく育っていて、背景の青空に映えています。

遠くの山なみも美しく、住宅地として開発された頃を思い浮かばせる丸山町公園でした。

（2018年11月訪問）