「子ども広場」は尼崎市の独自制度に基づく小公園で、平成27年の尼崎市の資料によれば226ヵ所(約12.14ヘクタール)もあります。
市のホームページによれば「この子ども広場は、都市公園を補完する施設として設置されてきましたが、都市公園の整備等に伴い、見直しの方針を策定」となっており、すでに制度的には見直しが進んでいるのかも知れませんが、とりあえず訪問時の現地の園名板は「子ども広場」のままです。
その名の通り、武庫川町を通る阪神高速道路の高架下を利用し、第1子ども広場と第2子ども広場が東西に並んで設置されています。
第1の方が遊具広場、第2はフェンスに囲まれてボール遊びなどができる広場となっています。
ちょうど阪神高速が上下線2階建てになっている区間にあたるため、高架の幅が通常の半分になっており、高架下と言ってもそれほど圧迫感がありません。
第1の方は、ど真ん中に巨大なコンクリート柱が建つ敷地に、滑り台、ブランコ、ジャングルジム、揺れる動物遊具などの遊具が置かれています。
その中で目についたのは、コンクリート製の赤いゾウの滑り台。
ゾウの滑り台というと長い鼻を滑り部にすることで安心してしまうものが多いのですが、大きな耳もしっかりとデザインされています。
さらにポイントは、この耳が遊びにとってはとくに役割を持っていないところです。
後ろから見るとよくわかるのですが、手すり部は別につくられており、耳は装飾として付けられています。
都市公園の系列からは少し離れた扱いのためか、興味深い物件が残されている武庫川町の子ども広場でした。
(2018年11月訪問)
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