平安時代の末、保元の乱に破れた崇徳上皇が讃岐に流され、そこで没した恨みから怨霊となって京都に舞い戻り大暴れをするわけですが、その上皇が流される途中で休息したという伝承があるのが尼崎市西南部の崇徳院(町名)。
現在は、やや混み合った低層の住宅地となっており、その一角に崇徳院公園があります。
敷地は私道っぽさがある砂利敷の路地を挟んで東西に二分されており、広い東側が児童向けの遊具広場、小さな西側が幼児向けの遊び場になっています。
東側は細長い中に滑り台、ブランコ、鉄棒などの基本的な遊具を揃えているほか、背伸ばしベンチなどの大人向けの健康器具も置かれています。
遊具類は、標準的なデザインのものばかり。これといった特徴がないので、本ブログではコメントしづらいところです。
一方、西側の幼児向けの遊び場には、砂場と揺れる動物遊具、パーゴラがあります。
一本柱で屋根が抜けているパーゴラは、秋冬には屋根の影が遠くへ行ってしまいます。かと言って太陽が上にくる夏は夏で日差しをよく通すので、ほぼ年間を通じて日除けの役割を果たせないタイプ。
砂場には、犬の糞を遠ざけるための願いが込められたペットボトルが隙間なく並びます。
今となっては犬の糞への恨みが恐ろしい崇徳院公園でした。
(2018年11月訪問)
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