1961/1000 居木橋公園(東京都品川区)

2018/11/21

身近な公園 東京都 品川区

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No.1959 小関公園でも登場した居木橋(いるきばし)。
少し変わった名前ですが、ネットで簡単に調べると、
1(地名が先説):目黒川沿いに、風が吹くとゆらゆらと揺れる一本松があり、付いた名前が「ゆるぎの松」。やがて「ゆるぎ」がなまって「いるき」となり地名の「居木」になった。そこにあるから居木橋。
2(橋の名が先説):目黒川に架かる橋がゆらゆら動くので「ゆるぎはし」と呼ばれた。
という2つの地名伝承があるようです。
そんな地名伝承にちなむ名を持つ居木橋公園は、周辺の再開発事業によって提供された休憩園地型の公園です。
園内にはケヤキを始めとした広葉樹が多く植えられており、一本松の気配を感じさせることはありません。

比較的地味な印象の園内で目立っているのは、地面からひょっこりと顔を出したクジラのモニュメント。平たく広い頭の感じからして、ナガスクジラの中であることは確かでしょう。
大崎でクジラというのも唐突な感がありますが、以前に北品川駅近くにある鯨塚を訪ねたように、江戸時代には、迷い込んだクジラが品川沖で捕らえられたことがあったそうですので、そのへんの話に因んでのことなのかもしれません。

モニュメントとは言いましたが、背中にはなにか水が出るような穴があったので、もしかすると噴水なのかもしれません。ただ、周囲には目立った排水設備がなかったので、本当のところはよくわかりません。

休憩園地型と言いつつも、子供向けの遊具も一通り揃っています。
が、訪れた時は滑り台と揺れる乗り物遊具が使用不可になっていました。

使用できるのは、機関車の遊具だけ。
同じような木製遊具ですので同じように傷みそうなものですが、高さがないし、可動部もないので、使用が認められているのでしょうか。

子供が来ないので退屈そうなクジラだけが目立った居木橋公園でした。

(2018年8月訪問)

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