でも土地の名は「佃」ですので、どちらかと言えば漁業よりも農業のイメージが強いのが面白いところです。
そんな由来話はさておき、現在の佃は、古い住宅地と、中小の工場、それらを整理して建てられた高層マンションが混在する地域となっています。その中でも、低層の住宅が多い一角にあるのが佃中公園。
はっきりとした広場空間はなく、細長い敷地全体に遊具が散らばっている遊び場型の公園です。
遊具の目玉は、こちらの石の山遊具でしょう。
階段1つで頂上まで登ると、3方向に滑り台が延びているタイプで、余ったところにはホールドもあるのでクライミング遊びもできます。
塞がれているところには、トンネルがあったはずなのですが、ずいぶんしっかりと塗り固められています。
反対側もこの通り。
子供たちがこういうのを見ると、「中になにか封じ込められているのではないか?」と思って、校区の七不思議のタネになるかも知れません。
ブランコは通常の踏み板式と、幼児用のバケット式とがあります。
ほかにはフェンスに囲まれた砂場もあります。
しかし、じつはこの公園で一番記憶に残ったのは、ゼブラ柄に塗られた幼児用滑り台です。
形式自体は大阪市内の他の公園でよく見かけるものなのですが、形は同じでも彩色でここまで違った印象になるものかと驚かされます。。
No.1397 豊崎南公園の同タイプ滑り台 |
比較的、ペンキが塗りやすい平面部だけでなく、細い手すりまでゼブラ柄。
階段部分も巧みに塗られており、ゼブラ柄への力の入れようには経緯を表したくなります。
こんな彩色は市役所の発注であるわけがないので、ご近所に思い入れの強い人がいて、自主管理の一環で塗ったのでしょうか。
でも遊具そのものを長持ちさせるためには、時々ペンキを塗り直す必要があるので、次の塗替えの時が山場ですね。できればこのまま、ゼブラ柄を貫いて欲しいものです。
遠いアフリカのサバンナに思いを馳せる佃中公園でした。
(2018年6月訪問)
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