1912/1000 飛鳥川児童公園(奈良県橿原市)

2018/10/02

宇宙遊具 橿原市 身近な公園 奈良県

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飛鳥川は奥飛鳥に流れを発し、明日香村を流れ抜けた後は橿原、田原本などを通り、川西で大和川に注ぎます。
万葉集にも数多くの歌が詠まれており、古の万葉人、飛鳥人にとっては特別な川だったと言えます。

...ということで、明日香法によって歴史的風土が守られてる明日香村内では沿川も美しく修景されている飛鳥川なのですが、その網から外れる隣の橿原市に入ると急にゴチャッとしてきて、橿原市街地では普通の都市河川の様相となります。
そんな飛鳥川と近鉄橿原線が交わる付近にあるのが飛鳥川児童公園です。

飛鳥川沿いの路地のような細道を降りていった先に、一面が草むらになった小公園が現れます。

いちおう飛鳥川に関する解説板も立てられていますが、もうボロボロでまったく読めません。

しかし、草むらの奥に眠っていた複合遊具が、最近の公園遊具にはない深味を出していました。

訪れた時の光線と背景の加減で、今ひとつ全体像が伝わりにくい写真になっていますが、中央にジャングルジムを置いて、その片翼にタイヤ登りプラス滑り台、もう片翼には多数のラダーや登攀壁をくっつけたタワーがあります。

まず中央のジャングルジム、と言っても一筋縄ではいかない複雑な構造で、ジャングルジム本体から二本棒滑り台、トンネルラダーが突き出しており、さらに上部では複合遊具全体を結ぶデッキ廊下と繋がっています。

そしてタイヤ登り。
縦吊るしと並行積みの2種類があり、上り下りするだけでなく、なんなら間に挟まって遊ぶこともできます。

ちなみに確認できたタイヤメーカーは3種類。ブリヂストン、トーヨー、ヨコハマと国産大手が揃っています。

そしてタイヤを登りきったデッキの端っこからは、ビョーンと長い滑り台。

さらにジャングルジムとタイヤ登りの間には吊り輪まであって、使えるスペースは何でも遊び道具で埋めてやろうという気概が感じられます。

そしてもう片翼側のタワー。
下が細く、上が球体になったタワーの周りをデッキが取り囲み、そこと繋がる登攀壁が付けられています。
さらにデッキの下にはタイヤブランコまで。

さらにさらに、小滑り台まで付いています。

タワーのデッキに登れば、近鉄特急もよく見えます。
球体の上が尖っているので、ここだけ見れば宇宙遊具っぽさもあります。

たまたま通りすがりに良いものを見た飛鳥川児童公園。
でも遊具のサビっぷりや草むらの状態を見ると、このまま放ってはおけない複雑な気分にさせられました。

(2018年6月訪問)

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