明石市の藤江は、平城宮跡東院地区から出土した747年(天平19年)の木簡にも「□□国明石郡藤江里」と記されている古い地名で(□部分は不明字)、新幹線の西明石駅からやや西の一帯にあたります。
そんな藤江地区の海岸沿いにある大きなマンションに隣接するのが、藤江サザンカ公園です。
ほとんどマンションのエントランスのようなもので、小さな丸い園内を通り抜けると、すぐにマンションに入ることができます。
目立つ施設は滑り台と砂場、ベンチくらい。
そんな小さなサザンカ公園ですが、ここもNo.1909と同じく、明石市によって「花の歳時記園」として整備されています。
歌は「春過ぎて 夏来るらし 白栲の 衣乾したり 天の香具山(万葉集1-28 持統天皇)」
栲(たえ)は、コウゾのことだそうです。
No.1910と同じように、「コウゾなんかあるかね?」と探してみますが、コウゾ特有のギザっとした葉っぱは見当たらず、疑問の残る藤江サザンカ公園でした。
(2018年5月訪問)
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