1883/1000 花川公園(大阪市西淀川区)

2018/08/23

山遊具 身近な公園 大阪市西淀川区 大阪府

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No.1882で登場した鼻川神社。神社の名は「鼻」なのですが、付近の町名は「花」の字が用いられています。そんな花川の花川公園、ただし現在の町区分では柏里1丁目にあります。

園内にあった区画整理の竣工記念碑によれば、事業竣工が1942年(昭和17年)ということなので、公園もその前後に開園したものと思われます。

ただ、そのすぐ横に1992年(平成4年)に建てられた柏里幼児園の記念碑もあって、「幼稚園の跡地なの?」とも思ったのですが、公園内の施設は幼児園がなくなった後の平成に入ってからのものとも見えないので、あくまで「思い出の地」としての記念碑の建設場所として公園が選ばれたものではないかと考えます。

■現地の石碑より「柏里幼児園思い出の地」
手をつなぎ 育み重ね40年
四季に香る 幼児愛

平成4年吉日 柏里地区民生委員協議会建立
岡田忠作詞 石原弘也書

全体的には古い時期の区画整理で作られたような構造をしており、長方形の整った敷地の中央に大きな花壇とパーゴラを置き、その東側を広場、西側を遊具コーナーにしています。

この中央部の花壇がなかなか立派なもので、少し離れたところに住んでいても散歩コースに入れたくなるほどの花の賑わいでした

こうした身近な公園の花壇は市役所ではなくご近所の方々手入れするものなので、関わっておられる皆さんの気合の入りようが伝わってきます。

遊具で目立っているのは、コンクリートの石の山遊具。山、トンネル、滑り台が組み合わさった形のものです。

その他には、滑り台、4連ブランコ、砂場など児童公園としてはオーソドックスなものが並びます。

あと、園内で目についたのは、所々に採用されている、妙に鋭角的なデザイン。
この変則五角形の砂場をはじめ、

ケヤキの植栽帯は三角の枡で囲まれ、

エントランス部分はギザギザに縁取られています。

俯瞰すると鋭角ぶりはそれほど目立たないのですが、ちょっと気になります。
設計した人が雲形定規を持っていなかったのかも知れません。

そして園内の桜の枝落としをした跡にあった猫の顔。
ちょっとした遊び心に、公園に対する地域の人の愛着が伝わる花川公園でした。

(2018年5月訪問)

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